01 更地の敷地にまず何をするか
建築を計画する際、まず何をするかと言うと、地盤調査、敷地調査、役所調査を行います。

○ 地盤調査とは?

→地盤が構造物を安全に支持できるかどうか又、安全に支持するための方法を技術的に調査すること。
木造住宅の場合、一般的にはスウェーデン式サウンディング調査を行います。鉄骨造、RC造の場合、ボーリング調査も行う場合があります。地盤調査データをもとに構造家の西薗先生の構造計算に基づき、地盤に最適な改良方法を決定していきます。

○ 敷地調査とは?

→敷地の現状を現地で測量調査すること。

測量調査写真
主な調査内容は、敷地形状の確認・境界杭の確認・道路との高低差の確認、接道状況の確認・道路幅、歩道幅の確認・隣地の境界線からの距離・窓位置の確認 等

○ 役所調査とは?

→敷地に関する公法上の制限等について調査すること。
主な調査内容は、建築基準法上の規制(建ぺい率、容積率、高さ制限等)の確認、都市計画法上の規制(用途地域、宅地規制、防火地域等)の確認、電気、ガス、水道等の引き込み状況の確認 等、地盤調査・敷地調査・役所調査を行い、正確なデータをもとに、建物のプランニングに取り組んだほうが望ましいです。
木造住宅、スウェーデン式サウンディング調査の場合、調査費用としては、一般的に10万円ぐらいです。工法、敷地形状などで多く費用がかかることがあります。