親切な設計事務所
その1
手間隙をかける
設計過程


スタッフブログ等で打ち合わせ現場行く姿、
建材やさんや、ショールームに行く風景を紹介させていただいている。

設計事務所の内部での作業風景はなかなかブログでは紹介できていない。
自分で自分を撮影できないというのと、
写真をとっても地味すぎて絵にならないというところだろうか、



事務所の作業スペースの風景であるが、
打ち合わせスペースの棚の後ろではこのような感じだ。
ちょうど模型が仕上がってきている。
この模型を作る作業はなかなか細かい作業で、
向き不向きもあるのだと思う。
設計者、自らが作るときもあればコーディネーターが作る場合もある。



今回、模型を作っているのはインテリアコーディネーターの伊藤である。
彼女の模型の才能は最近花開いたものではない。
正直、最初からうまかったなと思うのだ。
そのしなやかな動きは模型界ではメッシのような才能である。
手先の器用な女性というのはきっと料理もうまい。



さて、今日は模型もだいぶ仕上がってきたので、
設計の作並(さくなみ)が模型のチェックをし始めた。
なかなかの仕上がりだから、きっとお褒めの言葉やねぎらいがあるだろう。

作並:「この部分をすのこ状にして光を上から入れたい。」

模型は完成している。変更が言い渡されたその時間はPM5時半である。

一瞬事務所内に緊張がはしった。



打ち合わせの写真の手前に写っているのは
主に確認申請業務やCAD作図をメインにしている榊原である。
榊原は体をこわばらせながらも作業を続けた。
きっと後ろの会話も聞こえたに違いない。
聞こえないふりをして作業を続けるのは仕事が沢山たまっているからなのか?

彼の場合図面の変更を苦にしない。
何回でも書き直し、いやな顔ひとつせず遅くまで作業を続けられる
長距離アスリートのようなタイプである。
榊原はコツコツとほふく前進して必ず仕事やり遂げる。
一仕事を終えるとすぐにまた新しい仕事を言い渡されるのがつらいところだろう。



事務所に走った緊張感を少しでも和らげようかなと
「ふーん、光を入れるんだ。」

横から設計の信太(しだ)が割り込もうとしたが、
どうも空気を読んでいなかったようだ。
会話に入れるような雰囲気ではないので信太はスケッチ作業に戻った。

設計事務所ガランドウの事務所内部では
普通の会社の様にコンピューターの作業は多い。
でも、どちらかというと手書きのアナログな作業を重視する傾向がある。

CAD図面のデジタルデータのやり取りやCGもつくるが
それ以上に大事にしているのがスケッチの作業だ。



模型を見ながらの打ち合わせのあと
設計の作並はスケッチ作業に戻った。
彼のスケッチの量はただ事ではなく
施主から「設計マシーン」と呼ばれたこともあるぐらいの作業量である。

スケッチする、CAD化する、模型を作る、やり直す
またスケッチするを繰り返し行うのがある日の設計事務所での一日。
もちろん構造図や見積書と向き合う日もあるし、
現場に行っている日もある。

スケッチ・模型などのイメージを大切にしたアイデアの部分
手間ひまをかけて設計を行うのがガランドウ流だ。

地味でとても時間のかかる作業過程だが、
この時間は成果品のどこにも現れない。
非常に伝わりにくい部分であるがその一部を紹介させていただいた。



設計事務所ガランドウはお客様の声を頂きながら改善しております。

株式会社 ガランドウ
愛知県 名古屋市 名東区 一社4丁目138-3メルスビル201号
TEL 052-704-3301 FAX 052-704-3326

お問い合わせはこちら

TOP 会社概要 作品例 お客様の声 ニュース・ブログ プランニングサービス 問い合わせ


Copyright (C) 2011 garando